「あずきばっとう」を食べてボツリヌス食中毒が起こりました。賞味期限、保存状態などは不明ということなので、製造時に問題があったとは限りませんが「ボツリヌス菌」の怖さは知っておいた方が良さそうです。
「あずきばっとう」を食べた男女2人が、ボツリヌス食中毒を発症し、意識不明の重体になっているというニュースがありました。
「ボツリヌス菌」と言う名前は聞いたことがあるものの、その恐ろしい毒性については知りませんでした。
致死量
体重70kgのヒトに対しA型毒素を吸入させた場合、0.7〜0.9μg
出典 ボツリヌス菌 – Wikipedia
ボツリヌス毒素1gの殺傷力は約100万人
出典 ボツリヌス菌 – Wikipedia
なお、青酸カリは経口投与の場合5人/g。
今回の食中毒事件
岩手県宮古市の業者が製造した「あずきばっとう」で発症
出典 ボツリヌス食中毒で鳥取の夫婦重体 宮古の業者製造
「あずきばっとう」はぜんざいの餅の代わりに平打ちのうどんが入った郷土料理。
ボツリヌス菌に汚染された食品を、真空パックや缶詰など酸素のない状態で保存した場合にボツリヌス菌が増殖
出典 容器包装詰低酸性食品に関するボツリヌス食中毒対策(保健所ホームページ | 食品と環境の衛生に関する情報 | 食品等の衛生に関する情報 | 食品衛生に関する制度・動向の情報)
どんな食品が原因で発症することが多いのか
外国ではハムや缶詰
出典 ボツリヌス食中毒 とは – コトバンク
日本では、飯寿司(いずし)、熟寿司(なれずし)、切り込み(きりこみ)などの郷土料理
出典 ボツリヌス菌 – Wikipedia
瓶詰オリーブでの発症例も
死亡の主因は呼吸筋麻痺
よく食べていたからショック…の声
参照
ボツリヌス食中毒事例の発生について|報道発表資料|厚生労働省
容器包装詰低酸性食品に関するボツリヌス食中毒対策(保健所ホームページ | 食品と環境の衛生に関する情報 | 食品等の衛生に関する情報 | 食品衛生に関する制度・動向の情報)