3.11からもうすぐ1年、あの時は携帯電話がほとんど通じませんでした。そんな時ウィルコム(PHS)なら通じる可能性があります。
「ウィルコム(PHS)は災害に強い」
という話をよく見かけます。
では、なぜ災害に対して強いと言われているのでしょうか?
マイクロセル方式
ウィルコム(PHS)の基地局は、マイクロセル方式で構成されています。
一般的な携帯電話の基地局が数百m~数kmの広い範囲をカバーしているのに比べ、マイクロセル方式では『数十m~数百m』と狭い範囲しかカバーできません。
普段は、エリアが狭いというデメリットになっているのですが、大量の通話が発生する災害時にはメリットとなります。
一つあたりの基地局が受け持つ通話が少なくなるので、通話規制されることはほとんどありません。
(これに加え、ユーザー数が少ないということもあります。)
実は停電に弱い
PHSの基地局は、法律上「予備電源(バッテリー)」の搭載が義務ではありません。
一部にバックアップ用のバッテリー設備を備えている基地局もあるのですが、広範囲の停電に襲われた場合には、周辺の基地局が沈黙する可能性があります。
災害に強いというよりもリスク分散
災害に備え、複数の通信手段を用意しておくという場合、ドコモとソフトバンクとauという組み合わせでは、結局3社とも通話規制を行う可能性が高いです。
そこで、マイクロセル方式のPHSを組み合わせることがリスクを分散することになるのです。
災害用に向いているPHS端末
WILLCOM|イエデンワ WX02A
ACアダプタ以外に「アルカリ単3乾電池4本」でも動作するので、災害時の備えとして心強いです。
防災だフォン(TWX01NX-DE)|WILLCOM for Business
「単4電池3本」で動作する。法人向けで、備蓄するPHS端末というコンセプト。
災害時には「イエデンワ」を無料開放
WILLCOM|ウィルコムプラザにおける災害時非常用電話の無料開放について
”全国554店舗(2012年3月7日時点)のウィルコムプラザに設置しております「イエデンワ<WX02A>」を、大規模災害が起きた場合に災害時非常用電話として無料開放することといたしました。”
参照
災害に強いキャリア弱いキャリア – PHS-MOBILE.COM
ニュースコメント[災害に強いと導入相次ぐ PHS、非常時に繋がるのはなぜか?] | 無線にゃん